分類 | 根菜 |
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東洋系ニンジン・西洋系ニンジンがあり、一般に食べられているのは主に西洋種です。
東洋種の赤はトマトと同じリコピン、西洋種の赤はカロテンです。
中国で改良された東洋系のニンジンは、16世紀に日本に伝えられ、全国各地で作られるようになりました。
赤色の金時ニンジンを筆頭に、甘味が強くてニンジン特有の臭みが少なく、
煮ても形が崩れにくいので
和風の料理に重宝されます。なかでも京料理では比較的多く用いられることから、
金時ニンジンは「京人参」とも呼ばれ、京野菜のひとつに数えられています。
西洋系ニンジンは、オランダやフランスで改良がすすみ、江戸時代末期に日本に伝来しました。
五寸ニンジンが一般的な品種で、ちょうど五寸(15cm~20cm)ぐらいの長さで、
金時ニンジンなどと比べて太めなのが特長です。
カロチンのニンジン臭が強かったが、品種改良により最近では臭いも薄くなりました。
泥つきのほうが風味は良いですが、泥が濡れていると傷みやすくなります。
また、傷があっても泥で覆われていると分かりにくく、場合によってはそこから傷みが広がってしまうこともあります。
洗って乾燥させた後、ラップに包んだり、袋に入れて冷蔵庫で保管するのがおすすめです。
立てて保存すると、より人参に負担がかかりません。
使いたい大きさにカットして、ゆでてから水分をよくきり保存袋に入れて冷凍庫へ。1ヶ月ぐらい保存可能です。