分類 | 根菜 |
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生産地 | 長崎県、群馬県 |
愛づらし度 | 50点/100点 |
女山三月大根は江戸時代から佐賀県多久市の女山一帯で栽培されていたといわれる赤紫の大根です。
昔は、三貫目(約11キロ)にもなり、領主に献上するほどの立派な大根だったそうですが、その後、他の品種との交雑や自家採種を続ける内に小さくなったといわれます。
昭和に入ってみかん栽培が盛んになると、大根畑はみかん園に変わり、女山三月大根は姿を消していきました。
皮の色や茎が赤紫色をしていますが中身は白です。肉質は緻密で甘味があるのが特長です。
新聞紙などで包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。
きれいな赤紫色を生かした甘酢漬けやサラダ、スティックなど生食にむいています。煮物にもできますが、赤い色は加熱すると茶色くくすみます。
■女山三月大根の甘酢漬け
(材料)女山三月大根、酢、砂糖、塩
(作り方)
1.鍋に酢、砂糖、塩をいれて火にかけ、一度煮切って甘酢をつくる。
2.大根は皮ごと薄切りして塩をふってしばらく置く。しんなりしてきたら水にさらして好みの塩加減にして水気を絞る。
3.1と2を合わせて漬けたらできあがり。きれいな色の甘酢漬けになりますよ。