砂糖の原料として知られるさとうきび、東南アジアが原産で、インドに渡って糖蜜をとる技術が確立したそう。来たの地方ではテンサイ(砂糖大根)や砂糖カエデ(メープル)からも砂糖が取れますが、いずれも「甘み」は全て植物の力、太陽の恵みなのです。
砂糖の作り方
裂く | はぐ・折る |
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尖った金槌などを使い、さとうきびの節の部分に切れ目を入れて縦に裂きます。色々な角度から、割れ目を入れるのがコツ。中の白い部分がのぞいています。 | 皮を剥ぎます。内側の白い実の部分を外側に向け、折るように皮を剥いていきます。実の部分が出てきたら、折って細かくしておきます。 |
砕く | 絞る |
細かく折ったさとうきびをミキサーに入れ、少しずつ細かくしていきます。空回りしないよう、少しずつ、汁気は全くなく、ココナッツの実のよう。 | 布巾なので細かく砕いたさとうきびを包み、搾って汁を集めます。スカスカに見えても、ぎゅうっと搾るとたっぷりの水分が!ここは、重量級の力が必要です。 |
こす | 加熱 |
適当な容器に入れて、搾った汁をしばらく置きます。分離したら上澄みを捨てて、布巾でこします。 | 大きめの鍋かボウルを用意し、さとうきびの搾り汁を入れた器を湯せんして加熱します。直接火にかけると、焦げやすいので注意。ヘラで混ぜながらじっくり3~4時間、加熱します。 |
乾燥 | できあがり |
加熱し続けると、ねっとりとした水あめ状態だったものが、突然もろもろとした粒状になります。粗熱がとれたら完成です。 | 長さ30cmのさとうきび8本から約40gの砂糖がとれました。かかった時間は約5時間。 |